フィギュアスケートカップル競技を勉強中

カップル競技が好きなスケオタの物置です

レベル獲得要件【ペア】

一度きちんとまとめておきたいなと思ったので、この記事を毎シーズンアップデートして見返せるようにしたいと思います。

下の画像が獲得要件で、それぞれのエレメンツで1つ当てはまればレベル1、2つであればレベル2、3つであればレベル3、4つであればレベル4となります。

下線が引いてあるところが昨シーズンからの変更箇所なので、訳の方にも下線を引いています。

グレーの文字は私なりの補足などです。

 

 

目次

 

ツイストリフト

  1. 女性のスプリットポジション(=投げられる際にとる足を開いた姿勢)(各足が体の軸から45°以上離れており、女性の足が真っ直ぐかほぼ真っ直ぐであること)
  2. 女性の手、腕、上半身のその他の部位が男性に触れることなく、腰の横でキャッチすること
  3. 女性の空中で手を挙げた姿勢(最低1回転)
  4. 難しいテイクオフ:テイクオフ直前のターン、ステップ、ムーブメント、スモールリフトを連続的な流れで行うこと
  5. 女性を放した後の男性の両腕は横向きで、真っ直ぐかほぼ真っ直ぐ、少なくとも肩の位置まで下がっていること

 

リフト

  1. シニア:難しいテイクオフのバリエーションと難しい種類のランディング
    ジュニア:シンプルなテイクオフのバリエーションとシンプルな種類のランディング
    (variationは変化・変動・差、 varietyは種類・多様性と捉えるのがよさそう)
  2. ホールドおよび/または女性のポジション変更は1回(変更前後の男性の1回転は、繰り返されると2回とカウントされる)
  3. 女性の難しいバリエーション(満1回転)
  4. 難しい運び方(シニアのフリースケーティングのみ)
  5. シニア:男性の片手での難しいホールド(1回転より少ない部分を含めずに、合計2回転)
    ジュニア:男性の片手でのホールド(1回転より少ない部分を含めずに、合計2回転)
  6. 5の片手ホールドでの2回転の後に、追加での男性の回転(フリースケーティングの1つのリフトに限る)
  7. 男性による回転方向の変更(変更の前後に1回転する、1プログラムにつき1度のみカウントする)

項目1、2、3、5はリフトごとに大きく異なっている必要があり、もし似ている場合は最初の試みのみカウントされる。

最初の4回転で実行されれば、全ての項目をカウントすることができる。

 

ステップシークエンス

  1. 全体的に両パートナーの難しいターンおよびステップが、最低限に多様(レベル1)、簡素に多様(レベル2)、多様(レベル3-4)(必須項目)
  2. 全身で両方向(左と右)に回転し、それぞれの回転方向で合計してパターンの少なくとも1/3はカバーすること
  3. パターンの少なくとも1/3は身体の動きを使うこと
  4. パターンの少なくとも半分は離れないこと(ホールドの変更は可)
  5. 両パートナーともシークエンス中の連続した流れの中で、3つの難しいターン(ロッカー、カウンター、ブラケット、ツイズル、ループ)を2通りの組み合わせで行う。1つの組み合わせはホールドをして行わなくてはならない。最初の2つの組み合わせのみカウントされる。

 

デススパイラル

  1. 難しい入り方(デススパイラルの直前)および/または出方(明確に見えること)
  2. 両パートナーが「低い」ポジションの際の女性の全回転(行われた回数を数える)(1回転=要件1つ分の計算)

 

ソロスピン

  1. 難しいバリエーション(以下に定められた制約をいくつ行ったかを数える)
  2. ジャンプによる足換え
  3. スピン中の足換えをしないジャンプ
  4. 同じ足での難しい姿勢変更
  5. 難しい入り方および/または出方
  6. シット(バックインからフォアアウトのみ)、キャメル、レイバック、ビールマン、もしくはアップライトの難しいバリエーションにおける、明確なエッジの変更
  7. シット、キャメル、レイバック、もしくはアップライトの難しいバリエーションにおいて、両回転方向は互いにすぐに続けて行うこと
  8. キャメル、シット、レイバック、ビールマン、もしくはアップライトの難しいバリエーション(クロスフットスピンを除く)における、明確なスピードの上昇
  9. ポジション/バリエーション、軸足、エッジを変えずに、少なくとも6回転すること(キャメル、レイバック、いずれかの基本姿勢での難しいバリエーション、もしくは非基本姿勢のみのコンビネーション)

項目2から9と難しいスピンのバリエーションのいずれかのカテゴリーは、プログラムあたり1度(最初の試み)のみカウントされる。もし6回転がどちらの足でも行われた場合、いずれの試みもスケーターにとって利益となるようにしてよい。いずれの足換えスピンでも、片足で達成できる項目の最大数は2つである。

 

ペアスピン

  1. パートナーの姿勢の3つの難しいバリエーション、そのうち2つは非基本姿勢も可能(各パートナーの各バリエーションは個別にカウントし、各パートナーは少なくとも1度は難しいバリエーションを行う必要がある)
  2. 一方もしくは両方のパートナーによる、難しい入り方もしくはフライングの入り方
  3. 難しい出方
  4. 両回転方向は互いにすぐに続けて行うこと
  5. いずれの姿勢/バリエーションと軸足の変更をせずに少なくとも6回転すること(キャメル、シット、難しいアップライト)
  6. 少なくとも2回転の間は男性が片足で女性をリフトしていること